観測地データ
インド・ケララ州ナイルズワー(Nileshwar)
観測地はどんな場所?
当ツアーで観測地に選定したのは、広範囲に連なる日食帯の中でも、中東に次ぐ高い晴天率と雲量の少なさを誇る南インド・ケララ州にあるアラビア海沿いのリゾート・ナイルズワー。しかも滞在するホテルは日食帯に含まれていることはもちろん、中心ラインのほぼ真下に位置しています(金環継続時間3分12秒)。


観測地の偏角はマイナス2度。ほぼ真北です。
※米NOAA(アメリカ海洋大気庁)によるデータ
ナイルズワーの過去7年間の天気は?
※weather undergroundによる過去7年間の12月の天気カレンダー(それ以前はデータなし)
※ナイルズワーには観測地点がないため、90キロ北のマンガロール(Mangalore)のものです。
実際のナイルズワーの天気とは異なりますので、参考程度にご利用ください。
観測地における日食データ
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※Astro Arts Inc.社 Eclipse Navigator Ver.2による算出データ
※平均月縁(月を完全な球体と仮定)による計算
※月縁の地形や観測機器の設置状態により、誤差が生じる場合があります。
観測に最適な場所を選定
当ツアーの観測場所として選定したのは、ケララ州の人気ビーチリゾート・ナイルズワーでも屈指のリゾートホテル「マラバール・オーシャンフロントリゾート&スパ」。広大な敷地にコテージやプール、レストランが点在し、目の前には輝くアラビア海が広がります。日食帯の中心ライン直下にあるため、敷地内の芝生やプールサイドのコンクリート面など、好みの場所で観測が可能です。
太陽高度も第一接触の16.0度から始まり、第四接触の48.7度ですべての行程を終えますので、無理ない態勢で楽に観測できます(最大食時の高度32.6度)。
また、ホテル敷地内ということもあり、周囲にはヤシの木などの植物もたくさん配置されているため、木漏れ日の観察にも最適です。

※Astro Arts Inc.社 Eclipse Navigator Ver.2のデータを一部加工
周辺の見どころ
南インドの星空
2連泊するナイルズワーでは、まったく月に邪魔されることのない満天の星空観賞も楽しみです。
緯度が低い(北緯12度)ため、アンドロメダ銀河をはじめ、おうし座のプレアデス星団(すばる)、オリオン座や全天で最も明るいおおいぬ座のシリウスを含む冬の大三角形など、一年で最も豪華な星空といわれる季節を代表する天体の数々がほぼ天頂に見られます。
また、夜明け前の数時間、南の低い空には南十字星も登場します。
※画像はいずれもStella Theaterのデータによる
12月25日の日没時間と薄明
・日没 18時12分
・市民薄明の終わり 18時35分
・航海薄明の終わり 19時02分
・天文薄明の終わり 19時28分
※星空は各自で自由に観測していただけます。
※ナイルズワーの偏角はマイナス2度です。
観測を終えた後はしっかり観光も!
バックウォータークルーズ(ナイルズワー)
バックウォーターとは、水郷地帯を流れる水路のことで、南インド・ケララ州のアラビア海沿いの各地で見かけます。
ヤシやバナナ、ゴムなどの緑に囲まれた水路をゆっくりと進むクルーズは、南インドを代表する観光スポット。
船内で紅茶を楽しみながら、癒しのクルーズをお楽しみください。
ヒンドゥー寺院(ナイルズワー)
インド国内で10億人もの信者がいるといわれるヒンズー教には、ヴィシュヌ神、シヴァ神、ブラフマー神の三大神を中心にクリシュナ、ラクシュミー、ガネーシャなどの数多くの化身をもち、その数は360万ともいわれ、仏教の開祖であるお釈迦様もヴィシュヌ神の9番目の化身としてヒンズー教の一部に取り込まれているほど。
寺院を訪れると、象の顔をもつ有名なガネーシャをはじめ、虎や鶏に跨った神様など、その多種多様さには驚かされます。
マハラジャ王宮(マイソール)
かつてのマイソール王国の宮殿として、その贅を尽くした装飾はインドでも指折りの豪華さ。ヨーロッパ建築を基礎に、ヒンズー様式とイスラム様式を融合させた独特の建築は周囲を圧倒している。また、ステンドグラスや数々の彫刻、謁見の間など、当時のマハラジャの豪華な生活を知ることができます。
立派なゴープラム(塔門)を備えたヒンドゥー寺院も見どころ。















